姫野作.
姫野作.は大正13年から続く大阪の鍋工房で、3代目の姫野寿一氏は、国内に数人しかいない鍋の手打ち職人です。「使い手と一生付き合える製品」という願いの元、ひとつずつ手打ちでつくられています。

国内で数人の手打ち職人
姫野作.は大正13年から続く大阪の鍋工房で、3代目の姫野寿一氏は、国内に数人しかいない鍋の手打ち職人です。「使い手と一生付き合える製品」という願いの元、ひとつずつ手打ちでつくられています。アルミや銅は本来柔らかい素材ですが、叩いて金属の粒子を締めることによって硬く丈夫になります。打ち出して生まれる槌目が鍋肌の表面積を広げるため、熱伝導率が向上し、熱がより均一に食材に伝わります。厚手の素材を使用しているため蓄熱性に優れ、熱が柔らかく伝わるので、焦げ付きにくいことが特長です。

製造工程
純度の高い厚手のアルミ板を金槌で叩く手打ちで仕上げます。
鍋の底面の中心から円を描くよう、等間隔に叩いていきます。美しい鎚目にするために同じ場所は絶対に叩きません。長年培った職人の勘と技術が、美しく揃った鎚目を生み出します。
底面と側面を溶接した角の部分のみ、強度を上げるために1回ではなく念入りに叩いて仕上げます。
叩き終えた鍋は、洗浄・研磨をした後、姫野作.の刻印が打たれたあと、取っ手や柄が取り付けられ完成となります。
最後まで職人の熟練した技術のもと製作されています。